ウルトラフォーマーⅢとは

高密度焦点式超音波による治療機器であります。その作用で真皮・SMAS層・皮下組織や脂肪層に超音波エネルギーを与えて、点状にならぶ無数の熱凝固を発生させます。皮膚表面にはダメージを与えることなく顔や体のたるみを引き締める新しいリフトアップ治療機器です。
超音波を用いて、皮膚組織の深部にある組織をある程度破壊することにより、お顔のたるみ改善や小顔効果を出す機器です。トランスデューサーから発生する高エネルギーの超音波を体内の一点に集束させて、皮膚表面や他の組織を傷つけず、組織の内部へと浸透させ内部の部分のみに熱損傷を起こします。虫眼鏡などで太陽の光を集めて光の焦点を作るときのような原理です。
肌を傷つけず、高エネルギーの超音波を体内の一点に集束させて内部の部分にのみ熱損傷を起こし、SMAS（表在性筋膜）や筋膜（筋肉を包んでいる膜様組織）の再活性化、コラーゲン生成の促進を実現できます。
レーザーや光エネルギー（IPL）、高周波（RF）、赤外線などでは届きにくい皮下組織、SMASや脂肪層に対し、肌を傷つけずにたるみの治療が行えます。

ウルトラフォーマーⅢは、ラジオ波などよりはるかに内部の組織に到達でき、かつ、各カートリッジにより特定の層のみに選別してエネルギーを届けることもできます。複数のカートリッジを用いることにより、まず真皮層を、熱ダメージにより組織を凝縮し皮膚を引き締めます。HIFUの熱ダメージにより、皮下の深部組織は新しいコラーゲン生成が促進され、小顔、リフトアップ、お顔の全体の引き締めと同時に肌のハリ・弾力にも効果を発揮します。
HIFUの効果には個人差はありますが、半年~1年と長期的に持続します。

効果の流れ

熱ダーメジを受けたターゲット部位から創傷治癒（Wound Healing）作用が始まります。

凝固炎症期

HIFUの熱ダメージを与えると、肌の内部コラーゲンが縮みます。

増殖期

熱ダメージで縮んだ コラーゲンを直そうとする 働きが起こり新しいコラーゲンが生成。

組織再構期〜成熟期

新しいコラーゲンが 増えることで、皮膚にハリ・弾力が生まれます。

HIFUの効果・効能について

各社他機種がありますが、効果効能を判断し、ウルトラフォーマーⅢを採用致しました。ダウンタイムがなく、美容大国の韓国ではこの同一機種がシュリンクと呼ばれ人気です。
この機種は宝塚ではまだ当院のみ稼働中です。

HIFU（ウルトラフォーマーⅢ）の優れている理由

• 肌表面を傷つけず、組織の内部にのみ働きかけます。
• 真皮層、皮下組織　SMAS（表在性筋膜）に超音波をあてることができるため頬のリフトアップ、お顔の小顔効果、たるみの引き締め効果が直後に実感いただけます。
• 施術後のダウンタイムがなく、通常通りに過ごして頂けます
• 超音波の焦点がドット（点）のため、熱を出しやすい機器です。
• 超音波がリニア（線状）に入る従来のHIFUより格段に疼痛が減少しています。
• 皮膚真皮層のコラーゲンの増生による肌質改善（主にHIFUシャワー、HIFUアイシャワー）も期待できます。
  （当院には、ライムライト、ジェネシス、ビーナススワンも主に肌質改善目的で頻繁に使用しています。それぞれ、日本人の肌向け光治療、ロングパルスヤグレーザー、パルス電磁場と電磁波を発する美容機器です。

HIFU（ウルトラフォーマーⅢ）のカートリッジについて

【1】 HIFU（ウルトラフォーマーⅢ）で治療を行う際に、種類のあるカートリッジを使い分けることで3層への深さ2.0mm、3.0mm、4.5mm、6.0mmへの照射が出来ます。
3層には真皮層・脂肪層・筋膜があり、症状やお悩み部位に合わせた照射治療ができます。

カートリッジ種類	施術部位	効果
2.0mm	●目尻のシワ ●笑いジワ ●毛穴の引き締め	●コラーゲン再生によってリフトアップ ●細かいシワの再生
3.0mm	●フェイスライン ●ほうれい線	●タイトニング ●脂肪溶解 ●二重アゴの改善
4.5mm	●フェイスライン ●ほうれい線	●SMAS筋の収縮による深いシワの改善 ●脂肪溶解 ●二重アゴの改善
6.0mm	●部分痩身 ●顎周辺	●顎周辺の部位改善 ●二の腕や膝上痩せに

瞬間的な熱の温度は、65度～75℃にもなり、コラーゲン生成に最も適した温度と言われています。そのため、新しいコラーゲンを作り出し、高いリフトアップ効果が期待できます。

【2】 3.0mm、4.5mmカートリッジは真皮層の引き締めを目的としていますが、6.0mmカートリッジは脂肪を破壊することが目的です。脂肪除去することによって真皮層の引き締めに効果を発揮します。6.0mmカートリッジを使用することで、脂肪・セルライトを溶かし、部分痩身を行うことが可能です。

当院では、二重顎や部分痩身の治療に6.0mmカートリッジを使用します。

※6.0mmカートリッジは深い層にはたらきかけるため、3.0mm、4.5mmカートリッジと比べ皮膚への負担・やけどのリスクが上がります。当院では、ある程度の皮下脂肪がある部位にのみ6.0mmカートリッジの照射を行っており、患者様のお肌の状態を見て照射の判断をしています。そのため、患者様によっては照射をお断りすることがございますので、あらかじめご了承下さい。